#author("2018-11-20T13:41:18+09:00","","") *simon optix(サイモンオプティクス) [#j9472487] ---- |ジャンル|メモリーアクションゲーム| |ハード|本体内蔵電子ゲーム| |メーカー|Hasbro(ハズブロ)| |プレイ人数|1人から2人| ---- #contents ---- **概要 [#x4403cab] ---- 1978年に発売された電子ゲーム、「simon」は、全ての記憶系電子ゲームの基礎を築き上げたと同時に、視力または聴力の不自由な人であっても、障害を気にすることなく共に遊びを楽しむことのできる玩具の草分け的存在として、世界的に知られる玩具である。 年齢や国籍、性別などを問わず、長年にわたり広く親しまれてきた。 それぞれ異なる固有の音程のビープ音を持つ4つの光るボタンの光った順を記憶し、その通りにボタンを押す。正解すると次の問題では、前に正解した問題の後に光を1つ追加したものが出題され、徐々に記憶量が増す。 これまでに多種多様のモデルが発売され続け、最近では技術の進歩によりタッチパネル化され光ったボタンの順番のみならず光の動きの記憶を求める内容のバージョンが主流となりつつあるが、障害を気にせずに遊べる環境は引き継がれている。 simon optix(サイモンオプティクス)は、その最新モデルとして2017年に登場したモデルである。 プレイヤーは、眼鏡とハチマキを一体化したような形状の本体を頭に装着し、眼鏡部分から入ってくる光と頭上より聴こえるサウンドによって出題される問題に対して、顔の前で手を動かすゼスチャーによって解いていく。 また、2台の本体をワイヤレス接続して2人同時に問題を解き連続正解数を競うパーティモードに対応する。 自身の身体を基準にゼスチャーを行う性質状、タッチパネル式となったサイモンシリーズの中で視力を用いずプレイする場合において最も敷居の低い製品である。 なお、このゲームは、現在のところ国内量販店では発売されておらず、早期の発売が望まれる。 ---- **本体の形状と使い方 [#t8488970] ---- 前述したように、このゲームの本体は、眼鏡とハチマキを一体化したような形状をしている。 その内の前半分がゲーム機本体であり、後ろ半分はヘッドレストである。 なお、本体部分はU字型をしており、これにより額を覆う形になるが、幅が狭いため大人や顔幅の広い人は入らない場合がある。また、たとえうまくフィットしたと思っても、側頭部に少しでも締め付け感を感じる場合は、絶対に無理をせず、他の方法を検討されるか、長時間のプレイを避けるなど工夫されることをお勧めしたい。頭部のサイズ別に異なる大きさの本体が製造されているかについても現段階ではわかりかねるため、筆者が取っている一つの対処法を後述する。 本体左側に、ヘッドレストの左半分の長さを調節できるダイヤルがある。後ろに回すと伸び、前に回すと縮む。 本体右側面に、中央に卵型のボタンを配置したダイヤルがある。電源が入った状態でこのダイヤルを前に倒すとモードの切り替え、後ろに倒すとボリューム切り替えで、いずれもトグル式で切り替わる。項目が切り替わった際は、その都度違いを音によって通知する。 ダイヤルの中心のボタンがスタートボタンであり、電源オン、ゲームスタート、ペアリングスタート、そして長く押すことでハイスコアの表示の機能を持つ。 本体右側のダイヤルの裏側に、小さな蓋があり、これを開けると、ヘッドレスト右側の長さが調節でき、ヘッドレストを直接動かして調節する。 左右のダイヤルの後ろ側に電池蓋があり、細いプラスドライバーで開けることができる。なお、使用する電池は単4アルカリが4本で、左右に各2本ずつ投入する。エネループ等、充電池等も使用可能。 本体前側の上半分がタッチセンサー部とスピーカー、下半分には眼鏡のようなプラスチック製のレンズがある。 タッチセンサー部は、正面に上下2段、額の左右端に1つずつの計4か所になる。 額の左側に当たる部分は赤センサーで、音程はミ。これをタッチするには、左のこめかみに手のひらをかざす。 額右側に当たる部分は緑センサーで、音程は高いソ。これをタッチするには、右のこめかみに手のひらをかざす。 中央上段に位置するのが黄色で、音程はド。これをタッチするには額の中央付近に手のひらをかざす。 中央下段に位置するのが青で、音程は低いソになる。これをタッチするには、鼻の辺りに手のひらをかざす。 ---- **本体を装着できない場合の対処法 [#w9cd6869] ---- +同じ大きさの洗濯ばさみを2本用意する。 +レンズの中央下辺に2本の洗濯ばさみを挟む。位置的には、レンズ裏面に貼られているシールの両端がよい。 +この状態で本体を頭に乗せ、左右の洗濯ばさみの片端を鼻の横のくぼみの部分に合わせ、支柱とする。この時、本体に傾きがないかよく確かめる。 +本体をなるべく揺らさないように注意しながら、左のダイヤルを回しヘッドレストの長さを調節して、本体を固定する。これにより、なるべく猫背にならないように注意しながらプレイすれば、ちょうどよいポジションに定まるはずである。参考にされたい。 ---- **ゲーム中使用されるアクションと対応するサウンド [#h80ce4d3] ---- 以下の4つのアクションを基本とする。 +タッチ(片手でかざす):光ったセンサーに手のひらの中心を垂直に近づけ、音が鳴ったら垂直に遠ざける。この一連の動作を最後まで正確に行う。センサーが合っていても動作が散漫になるとミスや失格となりゲームオーバーになってしまうことがあるので、注意。特に、中央で2段に並んでいる黄色と青のセンサーの位置が近く、手の位置にメリハリをつけないとミスになるので、注意が必要である。 +ダブルタッチ(両手でかざす):光る2つのセンサーに同時にタッチする。出題パターンは、青と緑(低いソと高いソ)、赤と緑(ミと高いソ)、黄色と赤(ドとミ)の3種類。出題音は、少し打楽器的な音色で通知される。 +スウープ(片手で横切る):本体のスピーカーに対し平行に横切らせる。出題音は、鳴りながら音程が変化するポルタメント音で、音が下がる場合は右から左へ、音が上がる場合は左から右へ手のひらを移動させる。なお、少しでも斜めに横切ったり、十分な移動幅を効かせてなかったりするとミス判定にされてしまう。どのアクションにも言えることだが、ゲームがある程度進むと、腕が疲れて高さが保てなくなることから、ミスを出しやすくなり、特にスウープでは頻発しやすい。どうしてもうまく行かない場合は、本体のスピーカー部分をスワイプすれば政界となる。 +ダブルスウープ(片手で挟み込む):中央の緑センサーに向かって、左右から両手のひらで挟み込み、手を合わせる。前作の「サイモンエアー」における、両側面の黄・赤のライトから頂点の緑ライトへスワイプする「クロスフィードに似たアクションである。出題音は、「ソドッ」という音に鳩時計のような音が重なる。 ---- **ゲームモードの切り替え [#tbb3e79b] ---- 電源が入った状態で、右ダイヤルを前に倒すと、トグル式にモードが変わる。 モードは2種類あり、3から9問のステージを次々にクリアしていくレベルスモード、ワイヤレス通信を使って2人で向き合って同じ問題を同時に解く、「パーティモード」の2種になる。 レベルスモードでは、ゲームオーバー後2秒以内にスタートボタンを押すと、最後に行ったレベルの最初からコンティニューすることができる。ただし、得点は0点からのスタートとなる。ゲームオーバーから3秒以上経過してボタンを押すと、レベル1からやり直しである。 ---- **パーティモードの始め方 [#gab7f048] ---- +双方のプレイヤーは、頭に本体を装着し、起動させる。 +その後本体右側面にあるダイヤルを前に1回倒し、パーティモードに切り替える。モードが切り替わったことを知らせる通知音の後、「ファン、ファン」というような和音が繰り返され、未接続状態であることを知らせる。 +お互いの青センサーを近づけ、どちらかのプレイヤーがスタートボタンを押す。和音による鋭い連打音が聴こえ、送信が始まる。 +相手側の本体から、「ポローン」というチャイム音がしたら、ペアリング成功である。待機中を知らせる「カン、カン」というような和音が双方の本体から繰り返し鳴り続けるので、お互いの距離を少し遠ざけそのまましばらく待機する。 +5秒ほど待つと、本体の設定が完了したことを告げる「ポラロッ」というような通知音がしてゲームスタートである。双方の本体から出題される同じ問題を同時に説き、先にミスした方が負けとなる。タイミングが大きく遅れたことでもミスとなる場合があるので注意が必要である。 なお、このパーティモードは、スタートボタンを押して5秒間ペアリングができない状態が続いた場合は、単独のエンドレスゲームとしてスタートする。 ---- **コメントフォーム [#t51e68ab] #pcomment ---- **投票フォーム [#abd0355b] #vote(遊びたくなった,遊べた) ----