#author("2016-09-16T10:24:49+09:00","","") ゲームタイトル LSIベースボール メーカー バンダイ 発売時期 1978年 ジャンル スポーツシミュレーションゲーム プレイ人数 一人から二人 読売ジャイアンツの本拠地であった後楽園スタジアムをかたどった画面上で、野球のルールに従って、ボールに 見立てた光を操るゲーム。 光の動きに合わせて、異なった音程や間隔でブザー音が成るのを頼りに、視覚障害者も遊びに参加することができていた。 サウンドは、サンプリング技術がなかった時代でもあり、おもちゃの電子オルガンのような四つの音程のブザー音の組み合わせであったが、すべてAメジャーのコードに属する音で、気分的な興奮を呼びさますような音程の組み合わせとなっている。 #contents *本体の形状 [#v081a5f8] スタジアム型の画面を境に、手前側が攻撃ボタン、奥側が投球ボタン。二人での対戦の場合は、3アウトチェンジの際に本体を半壊店して使う。 投球ボタン軍はルーフの下に隠れており、二人対戦プレイの時に開くことができた。 攻撃ボタンは、中央の大きなボタンが打撃、その右側にスティール(盗塁)ボタン、左がチェンジ(コンティニュー)ボタンである。 攻撃ボタン群の右側に縦スライド式の電源スイッチがあり、上にスライドでオンになった。 攻撃ボタン軍の左に、縦スライド式のモード切り替えスイッチがあり、下側が二人用、うえ側が一人用であった。 投球ボタンは、同じ大きさの四角いボタンが五つ並んでおり、左から、カーブ、スローボール、スピードボール、シュートの4球種があり、最も右がチェンジアップであった。チェンジアップは、スピードボール以外の球種に対して有効で、押し続けることによって、すでに投球された球を、強制的に加速させることができた。現実にはありえないことだが、これをうまく使い分けることによって、打撃のタイミングを物理的に狂わすといういたずらもどきをやって、打者を苦しめる人もいた。 *遊び方 [#lfb45526] まず、守備側プレーヤー(一人の場合はコンピュータ)は、任意の投球ボタンを押す。この時、本体からは、Cシャープの音程で、「プップップッ」という音が、ボールの動きに合わせて繰り返される。 攻撃側のプレーヤーは、タイミングよく打撃ボタンを押す。画面をみないでプレーの場合、「プップップ」の音のなった回数で判断する。カーブ、シュートの場合は5回目から6回目、スローボール、スピードボールの場合は4回目から5回目の間が許容範囲となる。その二つの「プッ」の間のタイミングによって、長蛇を出しやすくなる。 打球に成功すると、高いA の音で、「ピピピピピピ」という連打音と共に、画面上を光が回転した後、判定が出、それによって異なったファンファーレが鳴る。 3アウト、チェンジとなったら、攻撃ボタンの「チェンジボタン」を押してコンティニューする。 なお、フルイニングモードではないので、特典は1イニングごとに表示される。 *動作 [#hada8c92] 動作には、9ボルトの角型電池1本を使用する。 *入手方法 [#l9db8b01] 発売からすでに40年近く経過しており、おもちゃ店での購入は困難だが、ネット上ではまだかなりの数が出回っているようである。 *類似品 [#jfb3711c] 1979年に、エポック社より、「レジコムナイン」が発売されており、こちらも好評を博した。資格障害者にもプレー可能であった。後日、詳細を記述する。