#author("2023-08-14T20:37:42+09:00","","")
#author("2023-08-15T08:03:50+09:00","","")
*LSIベースボール [#ccfc0d5c]
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|~メーカー|バンダイ|
|~発売時期|1979年|
|~ジャンル|スポーツシミュレーションゲーム|
|~プレイ人数|1人から2人|
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**概要 [#fe55fa59]
 国内初の電子ゲーム問として1978年9月に登場した「LSIポータブルゲーム・ベースボール」のリニューアル版として、1979年に登場した製品である。

後に続く「スーパーベースボール」も含め、3機種が発売された同社の電子野球ゲームの中で、本製品は最も売れ行きを伸ばし、男女問わず当時の子供たちを魅了したゲーム問でもある。
後に続く「スーパーベースボール」も含め、3機種が発売された同社の電子野球ゲームの中で、本製品は最も売れ行きを伸ばし、男女問わず当時の子供たちを魅了した。

「LSIスタジアム」と称されたスタジアム型画面の上で、野球のルールに従って、ボールに見立てた光を操るゲームで、本作では初めて、チェンジアップ、盗塁、ダブルプレイ、ファールボールの機能が実装された。

サンプリング技術がなかったこの時代において、サウンドは、おもちゃの電子オルガンのような音程の異なるブザー音の組み合わせで更生されていたが、本製品を含む3機種とも、光の動きに合わせて音程や鳴り方が変化する特徴を有し、視覚障がい者もほぼ不自由なく遊びに参加することができたことにより、実際にはプレイに参加することがほぼ皆無である野球の楽しさを、障がいの壁を越えて共有できる貴重な製品でもあった。
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**本体形状と操作方法 [#v081a5f8]
 LSIスタジアムと呼ばれるスタジアム型画面を境に、手前側が攻撃ボタン、奥側が投球ボタン。2人での対戦の場合は、3アウトチェンジの際に本体を半回転して使う。
投球ボタン群はルーフの下に隠れており、2人対戦プレイの時に開くことができる。
このようなルーフは、打者に操作を覗かれるのを防ぐためのもので、当時発売されていた電子野球ゲームにはメーカーを問わず多くの製品に設置されていた。

 攻撃ボタンは、大きなボタンを中心に3つのボタンがある。中央の大きなボタンが打球ボタン、その右側にスティール(盗塁)ボタン、左がチェンジ(コンティニュー)ボタンである。

攻撃ボタン群の右側に縦スライド式の電源スイッチがあり、上にスライドでオンになる。

攻撃ボタン群の左に、縦スライド式のモード切り替えスイッチがあり、下側が2人用のマニュアルモード、うえ側が1人用のオートモードである。

投球ボタンは、同じ大きさの四角いボタンが5つ並んでおり、ルーフを開くことで使用可能。

左から、カーブ、スローボール、スピードボール、シュートの4球種があり、最も右がチェンジアップである。チェンジアップは、スピードボール以外の球種に対して有効で、投球した後に押し続けることによって、その間だけ強制的に球速を加速させることができた。実際の試合ではありえないことだが、これをうまく使いこなすことによって、打撃のタイミングを物理的に狂わせるといういたずらもどきをやって、打者を苦しめる人もいた。
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**遊び方 [#lfb45526]
 まず、守備側プレーヤー(1人の場合はコンピュータ)は、任意の投球ボタンを押す。この時、本体からは、Cシャープの音程で、「プップップッ」という音が、ボールの動きに合わせて繰り返される。
攻撃側のプレーヤーは、タイミングよく打撃ボタンを押す。画面をみないでプレーの場合、「プップップ」の音の鳴る回数で判断する。カーブ、シュートの場合は5回目から6回目、スローボール、スピードボールの場合は4回目から5回目の間が許容範囲となる。その2つの「プッ」の間のタイミングによって、長蛇を出しやすくなる。
 打球に成功すると、高いラの音程で、「ピピピピピピ」という連打音と共に、画面上を光が回転した後、判定結果に応じたファンファーレが鳴る。
3アウト、チェンジとなったら、攻撃ボタンの「チェンジボタン」を押してコンティニューする。
 まず、プレイヤーは、本体を挟んで向かい合って座る。

 なお、フルイニングモードは搭載されていないので、得点は1イニングごとに表示される。また、ホームインやランナーの現在ポジションを音で確認することはできず、あらかじめ野球のルールをよく理解して、状況把握していく必要がある。
守備側プレーヤー(1人の場合はコンピュータ)は、任意の投球ボタンを押す。この時、本体からは、レの音程で、「プップップッ」という音が、ボールの動きに合わせて繰り返される。

攻撃側のプレーヤーは、タイミングよく打撃ボタンを押す。画面をみないでプレーの場合、「プップップ」の音の鳴る回数で判断する。カーブ、シュートの場合は5回目から6回目、スローボール、スピードボールの場合は4回目から5回目の間が許容範囲となる。その2つの「プッ」の間のタイミングによって、長蛇を出しやすくなるポイントがあり、それをつかむことが勝負のカギとなる。

 打球に成功すると、シのフラットの音程で、「ピピピピピピ」という連打音と共に、画面上を光が回転した後、判定結果に応じたファンファーレが鳴る。

3アウト、チェンジとなったら、攻撃ボタンの「チェンジボタン」を押してコンティニューする。なお、フルイニングモードは搭載されていない。また、出塁や進塁の際は音で通知するが、ホームインの通知は行われないので、あらかじめ進塁ルールをよく理解して、状況把握していく必要がある。
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**動作 [#hada8c92]
 動作には、006P電池(9ボルト角型電池)1本を使用する。
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***入手方法 [#l9db8b01]
発売からすでに40年以上が経過しており、おもちゃ店での購入は当然困難である。ネット上でも徐々に数を減らしており、状態の良い製品の入手が困難になりつつある。
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**コメントフォーム [#t51e68ab]
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**投票フォーム [#abd0355b]
#vote(遊びたくなった,遊べた)
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