#author("2018-12-04T21:38:30+09:00","","")
*LSIベースボール [#ccfc0d5c]
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|''メーカー''|バンダイ|
|''発売時期''|1978年|
|''ジャンル''|スポーツシミュレーションゲーム|
|''プレイ人数''|1人から2人|
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#contents
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**概要 [#fe55fa59]
 1978年9月に登場した、国内初の電子ゲームトイである。
スタジアムをかたどった画面上で、野球のルールに従って、ボールに見立てた光を操るゲーム。
光の動きに合わせて、異なった音程や間隔でブザー音が鳴るのを頼りに、視覚障害者も遊びに参加することができていた。
サウンドは、サンプリング技術がなかった時代でもあり、おもちゃの電子オルガンのような4つの音程のブザー音の組み合わせであったが、気分的な興奮を呼びさますような音程の組み合わせとなっている。
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**本体形状と操作方法 [#v081a5f8]
 スタジアム型の画面を境に、手前側が攻撃ボタン、奥側が投球ボタン。2人での対戦の場合は、3アウトチェンジの際に本体を半回転して使う。
投球ボタン群はルーフの下に隠れており、2人対戦プレイの時に開くことができる。

 攻撃ボタンは、大きなボタンを中心に3つのボタンがある。中央の大きなボタンが打球ボタン、その右側にスティール(盗塁)ボタン、左がチェンジ(コンティニュー)ボタンである。

攻撃ボタン群の右側に縦スライド式の電源スイッチがあり、上にスライドでオンになる。

攻撃ボタン群の左に、縦スライド式のモード切り替えスイッチがあり、下側が2人用、うえ側が1人用である。

投球ボタンは、同じ大きさの四角いボタンが5つ並んでおり、ルーフを開くことで使用可能。

左から、カーブ、スローボール、スピードボール、シュートの4球種があり、最も右がチェンジアップである。チェンジアップは、スピードボール以外の球種に対して有効で、投球した後に押し続けることによって、その間だけ強制的に球速を加速させることができた。実際の試合ではありえないことだが、これをうまく使いこなすことによって、打撃のタイミングを物理的に狂わせるといういたずらもどきをやって、打者を苦しめる人もいた。
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**遊び方 [#lfb45526]
 まず、守備側プレーヤー(1人の場合はコンピュータ)は、任意の投球ボタンを押す。この時、本体からは、Cシャープの音程で、「プップップッ」という音が、ボールの動きに合わせて繰り返される。
攻撃側のプレーヤーは、タイミングよく打撃ボタンを押す。画面をみないでプレーの場合、「プップップ」の音の鳴る回数で判断する。カーブ、シュートの場合は5回目から6回目、スローボール、スピードボールの場合は4回目から5回目の間が許容範囲となる。その2つの「プッ」の間のタイミングによって、長蛇を出しやすくなる。
 打球に成功すると、高いAの音で、「ピピピピピピ」という連打音と共に、画面上を光が回転した後、判定結果に応じたファンファーレが鳴る。
3アウト、チェンジとなったら、攻撃ボタンの「チェンジボタン」を押してコンティニューする。

 なお、フルイニングモードは搭載されていないので、得点は1イニングごとに表示される。また、ホームインやランナーの現在ポジションを音で確認することはできず、あらかじめ野球のルールをよく理解して、状況判断していく必要がある。
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**動作 [#hada8c92]
 動作には、006P電池1本を使用する。
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***入手方法 [#l9db8b01]
発売からすでに40年近く経過しており、おもちゃ店での購入は困難だが、ネット上ではまだかなりの数が出回っているようである。
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**コメントフォーム [#t51e68ab]
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**投票フォーム [#abd0355b]
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