#author("2019-11-14T15:53:16+09:00","","")
*おもちゃ・ホビー・アナログゲーム一覧 [#q8b0ace4]
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**本ページの編集に当たって [#d7e59c31]
「盲人用オセロ」や「点字トランプ」のように、あらかじめ触覚にて色の判別などが可能なように細工されたゲームトイは、以前から福祉施設などで販売されてきた。
また、1989年登場のトミーの「対戦型テトリス」が、共遊玩具第1号として選ばれたことを皮切りに、説明書の情報だけでほぼ独力で遊べるものについては、パッケージに[[「盲導犬マーク」:http://www.toys.or.jp/jigyou_kyoyuu_moudouken.html]]が添付され、購入の際の一つの目安となった。
しかし、それらの条件を満たしたゲームトイは、これまでに発売された膨大な製品の中でもごく少数にしぼられてしまい、それだけ参加の機会も狭められてしまう。

だが、「共遊玩具」の枠には囚われない形でこれまでに発売されたゲームトイを調べてみると、点字シールを貼る、ピースを削るなどして色判別の代用となるよう自分で工夫したり、ゲームの出すサウンドの意味を理解することさえ乗り越えられれば、最終的には全盲の状態でも遊べるものがこんなにもあったということがわかってきた。

本ページが開設されて3年余りとなるが、現在までに180種以上のゲームの情報が集まった。
友達や仲間との遊びの交わりへの参加について悩んでこられた方々にとって、このページの掲載内容が少しでもお役に立てれば幸いである。

なお、本ページでは、製品の購入の参考となるよう、タイトルの後にアクセシビリティランクを、SとAからCの4段階で表記することにした。
ただし、ここに記す全てのゲームトイは、最終的には視力を使わず独力で遊べるものであり、ここでいう「ランク」とは、アクセシビリティーに対するメーカーの理解度を指すものではなく、あくまでも、一つのゲームを購入するに当たってどのような準備が必要かを参考にしていただくための指標であることをご理解いただきたい。
また、この情報は、開発者の方々や販売店の皆様の中で、ゲームトイのアクセシビリティについてご理解いただける方々にも参考にしていただけたら幸いである。
なお、ハナヤマの「ゲームロボット」のようなマルチ形式のゲームで、内蔵されたゲームのうち視力に頼らず遊ぶのが困難なゲームが含まれる場合は、遊べる部分だけに的を絞った形で評価することにした。
+ランクS - 説明書の情報さえあれば、全ての操作を独力でできる。
+ランクA - 基本的に視力を用いず遊べるが、説明書に書かれた情報以外に、サウンドの表す意味や操作方法、パーツの形状、組み立て方などについての予備知識が必要。
+ランクB - 説明書や予備知識の情報以外に、本体やピースなどに点字やシールを貼るなどの加工をするか、問題集の出題内容を理解できる工夫が必要。
+ランクC - 問題集が付属するパズルで、遊ぶためには本体やピースの加工と、出題内容の理解の双方が必要。

なお、[[「盲導犬マーク」:http://www.toys.or.jp/jigyou_kyoyuu_moudouken.html]]が添付されているものについては、(わかる範囲で)その旨を記載するが、同程度のランクのおもちゃは、他にも多々あるため、マークが添付されたという事実だけを参考にしていただき、購入の目安としてはアクセシビリティランクのほうを参照されたい。

***編集に関するお願い [#u14e5d21]
ブレイルセンスU2シリーズを使用して本ページを編集すると、更新の際にページの最後の方(表の後半)が欠落する事例が発生しております。
編集の際は、該当機種を使用されないようにお願いします。

**ジャンル一覧 [#cfe40d57]
|LEFT:250|LEFT:|c
|~ジャンル|~説明|
|[[電子ゲーム>電子ゲーム#body]]|「サーカス」や「スペースインベーダー」を皮切りにアーケードゲームが急速に進化した1978年、そのミニチュア版としてマイコンを使った電子ゲームトイが製造されるようになって以来、今に至るまで、様々な電子ゲームトイが製造され続けてきた。しかし、その多くが、画面に映る光や画像を見ながら楽しむものであり、視角障害者のプレイは極めて難しいと思われてきた。しかし、画面の動きに合わせて音情報が提供される製品であれば、視力を用いずプレイに参加できるものがある。特に、「サイモン」や「ボップイット」のように、音による出題がなされるブレイン系電子ゲームのジャンルは、時代の壁を越えて視力を用いずに遊べるものが非常に多い。こういったジャンルを中心に、40年あまりの電子ゲームトイの歴史の中から、特に注目すべき製品を紹介する。|
|[[パーティゲーム>パーティゲーム#body]](電子ゲームを含む)|ここでは、特に3人以上の複数でもにぎやかに遊べるゲームを中心に取り上げている。小さなお子様も参加しやすかったり、旅行先や飲み会などでみんなでワイワイ盛り上がれるゲームをお探しの方は参考にされたい。なお、この表のみ、他のジャンルで紹介したゲームの中で、にぎやかな環境でもプレイ可能で、なおかつ操作がしやすいものについて、改めて紹介する。|
|[[テーブルゲーム>テーブルゲーム#body]]|いわゆる「オセロ」や「ブロックス」などの対戦型ゲームやボールアクションなどのボードゲームを中心に紹介する。どちらかといえば大人の雰囲気があり、静かな環境の中で楽しめるゲームがお好きな型にお勧めだが、「ふくろと金貨」のように、会話中心に盛り上がるものも含まれている。|
|[[カードゲーム>カードゲーム#body]](半電子ゲームを含む)|カードゲームについては、印刷された内容を点字や触覚で理解できる工夫さえすれば、視力を用いずに遊べる場合が多く、ここで紹介しているもの以外にも楽しめるものが多々あるものと思われるので、更なる情報提供をお待ちしている。ただし、カードの大きさやゲームセットの仕組みによっては、その限りではない場合もある。また、視覚障害者がカードゲームを遊ぶ場合には、山札を崩してしまわないよう、カードトレイの代用となるもの(例えば、蓋付きの収納箱など)を準備されることを推奨したい。|
|[[パズルゲーム>パズルゲーム#body]](半電子ゲームを含む)|パズルゲームについては、立体パズルを中心に、視力を用いずに遊べる製品が多く、ここに取り上げた製品以外にもまだ多数の製品が触覚のみで遊べると思われるので、更なる情報提供をお待ちしている。|
|[[知育系パズル>知育系パズル#body]]|ゲームを楽しみながら、論理的思考力や問題解決能力などを養うことを目的とした知育玩具が昨今世界的にブームとなっている。このジャンルの多くは、あらかじめ記されたチャレンジ問題を元に盤面にセットした立体を動かす、複数の立体を組み合わせるなどしてミッションをクリアしていく立体ゲームとなっており、問題の内容を触覚で理解できる工夫をする必要が生じるが、それさえクリアすれば、プレイそのものは視力に頼ることなく遊べるものが多いため、それらのジャンルからいくつかをまとめて紹介することにした。|

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