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対戦型テトリス
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*対戦型テトリス [#b960f5df] ---- |~ジャンル|対戦パズル| |~ハード|ボードゲーム| |~メーカー|トミー(現タカラトミー)| |~梱包内容|ルーレット付きボード1台 エリアカーソルバー1本 ブロック105個 得点ボード用刺しピン2本| |~プレイ人数|2人| ---- #contents ---- **概要 [#wa8f0a21] テトリスは、ソ連(現在はロシア)の科学者、アレクセイ・パジトノフによって考案され、1984年に登場したパズル系コンピュータゲームである。 上方からランダムに落ちてくる7種の形のブロックが着地するまでに、その位置や角度をコントロールし、縦長の長方形の座標の最下段からすき間なく埋め尽くせるように導くことを目的とする。 横のライン形成に成功すると、その段が消え、それより上段のブロック全体が下まで下がる形となるので、再度下の段からすき間を埋める形で、新たなラインを形成していく。 ラインを同時に2段以上連鎖させると、その数に応じてボーナスが発生する。 80年代から90年代にかけ、世界中で大ブレークした。 我が国においても、1988年頃にセガによってアーケード版が稼働したことでブームがはじまり、任天堂によって家庭用にも移植された。 その後も、様々なハードを用いたバリエーションモデルが多数登場。 現在も広く親しまれているコンピュータゲームの一つである。 トミーが発売した「対戦型テトリス」は、第1次テトリスブーム絶頂期の1989年に登場したボードゲーム版テトリスで、落ちるブロックの代わりに、ホイール式のルーレットを使用する。 すべての状況を触覚にて判別可能な製品であり、コンピュータ版テトリスを遊ぶことの困難な視覚障害者が参加しやすい。 このため、日本玩具協会が定める「共遊玩具」の第1号に認定され、パッケージには、そのことを示す盲導犬マークが添付されている。 日本点字図書館を始めとする、視覚障害者関連施設での販売も、長きに渡って行われていた。 **ボードの仕組み [#d7344e8f] 縦32列、横10列の座標が立体的に描かれたボードの縦14から19列付近の片側に、ホイール式ルーレットがあり、スロットには、テトリーノ(使用するブロック)を決める図形が、凹表示で描かれている。このルーレットは、スロットわきのボタンを押し続けることで回転する。 ルーレットから見て、座標を挟んで逆側の片に沿って、エリアカーソルの足部を刺せるレールがある。 カーソルレールの外側には、縦長のスコアボードがある。ボード上の穴にピンを刺し、ライン完成の際に移動させることで得点を示す。 手前から、0点、1点、2点の順となる。 **ゲームの流れ [#jae3e8e4] まず、ボードを縦向きに置き、2人のプレーヤーは対面状に座る。 次に、ボードの中央(縦列16、17の間の突起がある部分)にカーソルバーを設置し、エリアを前後に分断する。また、互いのスコアボードの0の穴に、ピンを刺しておく。 じゃんけんなどで先攻を決めて、自分のターンがきたらルーレットを回す。 スロットに表示される図形と同形のブロックをテトリーノとして、手前から置いていく。 コンピュータゲームとは異なり、もし、現段階で使えないブロックや、今は使いたくないブロックが指定された場合は、ホールドして後で使うこともできる((オリジナルのテトリスは、次に出現するブロックの形状が示されるが、ホールドはできない。出現したブロックは、必ずどこかに置かなければならない。))。 ブロックは、4個の正方形によって形成されており、棒型、L型、逆L型、Z型、逆Z型、T型、正方形の7種類がある。 なお、ブロックの下側に当たるすべての横辺は、必ずボード手前フレームか、下段のブロックの上辺と接していなければならない。 つまり、空マスの上段にブロックが接してはならないことになる。 したがって、異なる二つの段に下辺を持つZ型、逆Z型の2種については、初回ターンで指定されると、必然的にホールドの対象となる。 自エリアの手前から順に、すき間なくブロックで埋め、横1列のラインを形成すると得点となる。 さらに、ライン完成時、ボード中央のエリアカーソルを上にアップさせ、相手エリアを狭めることができる。 複数のラインを同時に連鎖させると、ボーナスとして、より大きくアップさせることができるようになる。 以下のような4つのボーナスがある。 +1段(シングル) -- 1段アップ。 +連続2段(ダブル) -- 3段アップ。 +連続3段(トリプル) -- 5段アップ。 +連続4段(テトリス) -- 7段アップ。 また、スコアボードのピンは、ラインが完成した段数だけ上に移動させることで、得点を表示させる。 ボードゲームなので、完成したラインが消える演出はないが、次のターンからは、ピンよりも上位座標の空白部分から埋めていくことになる。 どちらかのプレーヤーのブロックとエリアカーソルとが接触したらゲームオーバーとなり、その時点で、得点の多いプレーヤーが勝ちとなる。 **入手方法 [#f80861b0] 発売から30年ほど経っており、販売店はもとよりネット通販でも入手が難しいが、ネットオークションなどに出品されることがある。 ---- **コメントフォーム [#t51e68ab] #pcomment ---- **投票フォーム [#abd0355b] #vote(遊びたくなった[1],遊べた[0]) ---- [[おもちゃ・ホビー・アナログゲーム]]
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*対戦型テトリス [#b960f5df] ---- |~ジャンル|対戦パズル| |~ハード|ボードゲーム| |~メーカー|トミー(現タカラトミー)| |~梱包内容|ルーレット付きボード1台 エリアカーソルバー1本 ブロック105個 得点ボード用刺しピン2本| |~プレイ人数|2人| ---- #contents ---- **概要 [#wa8f0a21] テトリスは、ソ連(現在はロシア)の科学者、アレクセイ・パジトノフによって考案され、1984年に登場したパズル系コンピュータゲームである。 上方からランダムに落ちてくる7種の形のブロックが着地するまでに、その位置や角度をコントロールし、縦長の長方形の座標の最下段からすき間なく埋め尽くせるように導くことを目的とする。 横のライン形成に成功すると、その段が消え、それより上段のブロック全体が下まで下がる形となるので、再度下の段からすき間を埋める形で、新たなラインを形成していく。 ラインを同時に2段以上連鎖させると、その数に応じてボーナスが発生する。 80年代から90年代にかけ、世界中で大ブレークした。 我が国においても、1988年頃にセガによってアーケード版が稼働したことでブームがはじまり、任天堂によって家庭用にも移植された。 その後も、様々なハードを用いたバリエーションモデルが多数登場。 現在も広く親しまれているコンピュータゲームの一つである。 トミーが発売した「対戦型テトリス」は、第1次テトリスブーム絶頂期の1989年に登場したボードゲーム版テトリスで、落ちるブロックの代わりに、ホイール式のルーレットを使用する。 すべての状況を触覚にて判別可能な製品であり、コンピュータ版テトリスを遊ぶことの困難な視覚障害者が参加しやすい。 このため、日本玩具協会が定める「共遊玩具」の第1号に認定され、パッケージには、そのことを示す盲導犬マークが添付されている。 日本点字図書館を始めとする、視覚障害者関連施設での販売も、長きに渡って行われていた。 **ボードの仕組み [#d7344e8f] 縦32列、横10列の座標が立体的に描かれたボードの縦14から19列付近の片側に、ホイール式ルーレットがあり、スロットには、テトリーノ(使用するブロック)を決める図形が、凹表示で描かれている。このルーレットは、スロットわきのボタンを押し続けることで回転する。 ルーレットから見て、座標を挟んで逆側の片に沿って、エリアカーソルの足部を刺せるレールがある。 カーソルレールの外側には、縦長のスコアボードがある。ボード上の穴にピンを刺し、ライン完成の際に移動させることで得点を示す。 手前から、0点、1点、2点の順となる。 **ゲームの流れ [#jae3e8e4] まず、ボードを縦向きに置き、2人のプレーヤーは対面状に座る。 次に、ボードの中央(縦列16、17の間の突起がある部分)にカーソルバーを設置し、エリアを前後に分断する。また、互いのスコアボードの0の穴に、ピンを刺しておく。 じゃんけんなどで先攻を決めて、自分のターンがきたらルーレットを回す。 スロットに表示される図形と同形のブロックをテトリーノとして、手前から置いていく。 コンピュータゲームとは異なり、もし、現段階で使えないブロックや、今は使いたくないブロックが指定された場合は、ホールドして後で使うこともできる((オリジナルのテトリスは、次に出現するブロックの形状が示されるが、ホールドはできない。出現したブロックは、必ずどこかに置かなければならない。))。 ブロックは、4個の正方形によって形成されており、棒型、L型、逆L型、Z型、逆Z型、T型、正方形の7種類がある。 なお、ブロックの下側に当たるすべての横辺は、必ずボード手前フレームか、下段のブロックの上辺と接していなければならない。 つまり、空マスの上段にブロックが接してはならないことになる。 したがって、異なる二つの段に下辺を持つZ型、逆Z型の2種については、初回ターンで指定されると、必然的にホールドの対象となる。 自エリアの手前から順に、すき間なくブロックで埋め、横1列のラインを形成すると得点となる。 さらに、ライン完成時、ボード中央のエリアカーソルを上にアップさせ、相手エリアを狭めることができる。 複数のラインを同時に連鎖させると、ボーナスとして、より大きくアップさせることができるようになる。 以下のような4つのボーナスがある。 +1段(シングル) -- 1段アップ。 +連続2段(ダブル) -- 3段アップ。 +連続3段(トリプル) -- 5段アップ。 +連続4段(テトリス) -- 7段アップ。 また、スコアボードのピンは、ラインが完成した段数だけ上に移動させることで、得点を表示させる。 ボードゲームなので、完成したラインが消える演出はないが、次のターンからは、ピンよりも上位座標の空白部分から埋めていくことになる。 どちらかのプレーヤーのブロックとエリアカーソルとが接触したらゲームオーバーとなり、その時点で、得点の多いプレーヤーが勝ちとなる。 **入手方法 [#f80861b0] 発売から30年ほど経っており、販売店はもとよりネット通販でも入手が難しいが、ネットオークションなどに出品されることがある。 ---- **コメントフォーム [#t51e68ab] #pcomment ---- **投票フォーム [#abd0355b] #vote(遊びたくなった[1],遊べた[0]) ---- [[おもちゃ・ホビー・アナログゲーム]]
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