*LSIポータブルゲーム スーパーベースボール

ジャンルスポーツゲーム
ハード本体内蔵電子ゲーム
メーカーバンダイ
プレイ人数1~2人
発売時期1980年
対象年齢全年齢


概要

1979年に発売され大ヒットした「LSIポータブルゲーム LSIベースボール」の後継版として発売された製品である。

これまでの機能に加え、新たに「ダブルスチール」(および「セカンド、サードからの盗塁)、「バント」、「スチールカット」の機能が追加された。

投球から打撃までのタイミングがよりスピーディーになり、実際の試合とほぼ同じ打撃タイミングになったことで、攻撃側のプレイヤーにはより鋭敏な感覚が求められる。ただし、サウンド面では、どの球種に対しても同じ打撃タイミングになるため、視力を用いずに遊ぶ環境が向上している。

更に、電子野球ゲームとしては初の「フルイニングモード」に完全対応し、9回の裏が終了した時点で自動的にゲームオーバーとなったり、1塁側、3塁側のトータルスコアを表示(視力必須)させることも可能になった。

本体形状

  1. 本体は縦長の長方形をしており、中央にはスタジアムをかたどった画面がある。この画面を挟んで対面で座る。
  2. 各プレイヤー側には操作パネルがある。
  3. 画面奥に屋根のように突出した部分はバックスクリーンで、これがあるほうが守備側、ないほうが攻撃側として使用する。なお守備側の操作ボタンは、取り外してコントローラとして使うことができる。
  4. 電池蓋は、攻撃側を手前にして本体右の裏側にある。
  5. 使用電池は単3乾電池4本だが、電池消耗が激しいためアルカリ乾電池を推奨。
  6. 電池の入れ方は、電池の向きが横向きになるように本体を置いた場合、手前列左、奥列右がプラスになるように投入する。

攻撃側操作パネル

攻撃ボタン

  1. 攻撃側操作パネル中央にある蓋を開けると現れる。中央の大きなボタンが打撃ボタン、その左がバントボタン、右側がスチール(盗塁)ボタンである。

攻撃ボタンの左側

  1. 縦に並んでいる2つの四角いボタンは、手前がチェンジボタン、奥が1塁側トータルスコアボタンである。
  2. チェンジボタンは3アウトチェンジの際に押すことで試合が続行される。またイニング中にチェンジボタンを押すとこれまでの試合経過がリセットされ、現在行われているイニングを1回の表として再スタートする。
  3. 1塁側トータルスコアボタンは、押している間攻撃側のトータルスコアを見ることができる(視力必須)。

攻撃ボタンの右側

  1. 手前側に縦にスライドするスイッチが横並びに2つ、その奥に四角いボタンが一つある。
  2. 手前側のスイッチは左から、モード切り替えスイッチ、右側が電源、その奥のボタンは3塁側トータルスコアボタンである。
  3. モード切り替えスイッチは、手前がマニュアル(二人用)、奥がオート(一人用)となる。
  4. 電源スイッチは、奥にスライドするとオン、手前にスライドするとオフである。オートモードで電源を入れると、コンピュータによって自動的に投球が開始される。
  5. 3塁側トータルスコアボタンは、押している間相手側のトータルスコアを見ることができる(視力必須)。

守備側操作パネル

投球ボタン

  1. 投球ボタンは、バックスクリーンの裏側に設置されている蓋に隠れたボタンである。なお、このボタンは本体とケーブルで繋がれたコントローラとなっている。バッター役に操作が見られないように、この部分だけを本体から切り離して隠して操作することもできる。取り外すためには、バックスクリーンを手前にして本体を置き、この部分を両手で手前に引けば簡単に外れる。
  2. 投球ボタンは5つで、左から、スチールカット、左カーブ、シュート、右カーブ、チェンジアップである。
  3. スチールカットは、後述する盗塁を阻止するボタンである。
  4. チェンジアップボタンは、投球中に押している間、球速が早くなる。実際の試合ではありえないことだが、球速を変化させることでバッターの感覚を狂わすといういたずらもどきをすることができる。

投球と攻撃

  1. まずピッチャー役プレイヤーが、投球ボタン群の中央にある3つのボタン(左カーブ、ストレート、右カーブ)のいずれかのボタンを押す。
  2. 「ピピピピ」というビープ音の連打が聴こえたら、バッター役プレイヤーは打撃ボタンを押す。打撃ボタンを押したタイミングによって、長打かアウトが決まる。打撃タイミングは5回目のビープが鳴る直前で、ビープのタイミングに近いほど長蛇になるが、5回目が鳴ってしまってからでは空振りとなる。

盗塁

ランナーが一人でも塁にいる状態の時、投球開始から3回目のビープ音が鳴ったタイミングでスチールボタンを押すと、ランナーをスタートさせることができる。ランナースタートが開始されると、6回目のビープがより高い音になって通知する。なお、本作では、2塁、3塁からのランナースタートやダブルスチールにも対応している。

スチールカット

バッター役がスチールを試みたときにピッチャー役がスチールカットボタンを押すことで、盗塁を阻止することができる。タイミングは、上記で記したランナースタートの通知音が聴こえた直後にスチールカットボタンを押す。

バント

ランナーが塁にいる状態のときに、打撃と同じタイミングでバントボタンを押す。ただしタイミングはシビアに設定されており、成功率は低めである。

サウンドの聴き分け方

前作同様、通知音やメロディ等は全て音程の異なる6種類のブザー音によって鳴らされる仕組みとなっている。ファンファーレなど多くのメロディーは前作の影響を受けているため、前作を遊んだことのある人であればその意味する所がすぐに理解できると思う。

ボール

投球に対してバットを振らなかった時、低音で「ブーブー」という音で通知する。

ストライク

投球の最後で「プップッピッ」というような音程の異なるビープが鳴る。

ヒット

「ピーッ」という音。1回鳴る場合シングルヒット、2回の場合2塁打、3回の場合3塁打。

進塁の通知

ヒット通知音の後などに、「ピッピッピっ」という高い音が鳴る。この音の鳴った回数で、ランナーが何ポジ分進んだかを確認できる。

ホームラン

ファンファーレが2度繰り返して鳴った後、進塁通知音が4回繰り返して鳴る。

アウト、チェンジ

オートモードにし、全て見逃し状態でプレイして確認すると、どれがアウトの通知音か理解できるだろう。3アウトすると続けてチェンジの通知音が鳴る。このチェンジ通知音が2回続けてなったら試合終了である。

試合終了について

本作では、9回の裏までプレイすると、自動的に試合終了となる。

ただし、9回表を終わった時点で後攻プレイヤーがリードしていてもゲームは終わらない。

また、「サヨナラ」の機能もないため、試合展開によっては試合を打ち切るか続行するかはプレイヤーの判断で決める。

また、同点による延長戦をしたい場合は、電源を再起動し、1回の表を10回の表としてプレイする。スコアは、前のゲームとのトータルスコアとの合計を算出する。

スコアの算出

前作同様、ホームイン時の音による通知はない。本作には、トータルスコア機能が内蔵されてはいるが、視力を使わず読み取ることはできないため、視覚障がい者同士でのプレイの際は、スコアの算出が必要となる。

視力を必要とする場面

ランナーが二人以上いる状態で盗塁に失敗した場合、どのランナーが失敗したか音で聴き分けることは困難なため、正確なスコアの算出が難しい場合がある。視覚障がい者同士で遊ぶときは、盗塁機能を使わないことを推奨。

入手方法

発売からすでに40年以上が経過しており、おもちゃ店での購入は当然困難である。ネット上でも徐々に数を減らしており、状態の良い製品の入手が困難になりつつある。

サウンドトラブルに対する対処法

本製品を含め、昭和時代に発売された初期の電子ゲームでは、内蔵部品がテープ固定されているケースが多く、テープの劣化による動作不良が起きる場合がある。

特に、LSIゲームのサウンドには欠かせないブザー装置も同様で、ネットを通じて購入した製品が正常に起動しているはずなのに音が鳴らなかったり、ジリジリとしかいわないというトラブルが起きる場合がよく見受けられるようである。

このような場合には、まず本体のスピーカー付近を指で圧迫しながらプレイしてみる。それで音が鳴る場合はテープの劣化が考えられるので、決して自分で分解したりせず最寄りのおもちゃの病院に問い合わせてほしい。簡単な手術で出荷時同様な綺麗なサウンドがよみがえるので、ぜひ参考にされたい。


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Last-modified: 2025-09-01 (月) 07:05:53 (103d)