俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブルが続くわけがない †
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概要 †ライトノベル『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』を原作とするアドベンチャーゲームである。 本作はUMD版、ダウンロード版共にディスク2枚組として発売された*2のであるが、ディスク1は主人公に加え主人公のモノローグ、地の文がフルボイスとして実装されたことで結果視覚障害の有無に関わらずプレイの可能な作品としてリリースされたタイトルである。 加えて、システムサウンドの充実、原作小節やアニメ版を未体験で接する場合に問題ないよう書かれたシナリオを特徴とする。 ディスク2へ収録された後日談についても主人公ボイスが全て実装されているため、こちらも視力を用いずプレイ可能なシステムが実装されている。 下記では本作ゲーム部分の詳細、ならびに視力を用いない状態でのプレイに際し活用の可能である情報を詳述する。 タイトル画面 (DISC1) †上下左右移動、循環あり、カーソル移動音あり、配置は以下の通り。 データ連動 †前作からのデータ引き継ぎ。
オプション †上下循環あり、項目は以下の通り。
設定の確定、反映は丸ボタン ゲーム中操作 †
ゲーム中メニュー †ゲーム中スタートボタンで表示可能。上下移動循環あり、内容は以下の通り。 セーブ †
本作独自の選択分岐システム †ORDER RECORD EFFECT(O.R.E) †本作独自の分岐システムで、劇中に入手したキーワードをストックし、ゲーム中に特定のタイミングでそれを利用するかどうかを選ぶものである。 キーワードの入手、キーワードが使用可能となるタイミングの双方、システムサウンドで把握可能である。 1度利用するとそのキーワードは以後利用不能となるのであるが、ある場面で敢えて使わなかったキーワードが後々物語の問題を解決する手がかりになることもあるため、システムが出現しても敢えて実行しないことも含めた試行錯誤を楽しむといったゲーム性が、本システムで生じている。 物語序盤、フルボイスで演出されるモノローグの一部としてチュートリアルが挿入されるため、自然にシステムの利用方法把握が可能となることを付記する。 具体的な選択方法は次の通り。
セーブ、ロードでの変化の確認と合わせ、ここの試行錯誤が本作のゲーム性を成す要素として実装されている。 2SHOT会話 †本作独自の分岐システムで、リアルタイムに進行する会話の最中に生じるつっこみタイミング(システムサウンドで確認可能)の間に四角ボタンを押す事でつっこみを行い、それが分岐となるもの。敢えて「つっこまない」ことで、時として「相手の話を最後まで聞く」こととなる場合もあり、適宜判断を行いながらプレイするものとなる。 物語序盤にフルボイスのチュートリアルが実装されているため、余裕を持ってシステムへ慣れることが可能なよう構造されている。 総評 †2017年8月現在にあっても主人公にボイスの実装されていないアドベンチャーゲームの新作が散見される中、本作のように主人公、更にはそのモノローグ、地の文に至るまでフルボイスである仕様は大変稀少なものである。 本作のDISC1は、元々「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」として単体で発売されていたのであるが、その時点ではモノローグ、地の文へのボイス演出は一部のみの実装であったため、アッパーバージョンとして発売された本作の追加要素の一つとしてこのフルボイス演出が実現されたことが大変興味深い。 上記の通り選択分岐のシステムが独特であるため、その把握で視力を用いずプレイやクリアの可能である本作は、大変にユニバーサルデザインなゲームと言える。 関連リンク †
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