マンカラ †
ジャンル | ブレイン系ゲーム |
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ハード | テーブルゲーム |
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プレイヤー人数 | 2人 |
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概要 †
マンカラは、ボード上に開いた12個の丸穴に入れた石を移動させ、左右端にある自分のストアに入れた石の数を競うゲームである。
古代よりアフリカやヨーロッパで親しまれてきた遊びであるが、現代も子供たちを中心に親しまれている。
基本的なルールでは色の概念もなく、目を使わずに遊ぶために何か工夫をする必要は全くないゲームである。
また、いくつかの専用ゲームセットも発売されてはいるが、生活用品で代用することもできる。
ボード上のレイアウト †
ボードは、横に長い長方形をしており、プレイヤーは、そのボードの横辺を挟んで向かい合って座る。
ボードの左右の突端に、縦長長方形の箱型のスペースがあり、これをストア(貯蔵庫)という。
基本ルールでは、プレイヤーから見て右側ストアが自ストア、左側ストアが敵ストアになる。
左右のストアを挟んで、縦2列、横6列に、お椀型の穴が開いている。これを、「ポケット」という。
その手前側6列のポケットが、自ポケットとなる。
各ポケットには、右から順に1番から6番まで番号を付け、ストアは0番とする。
遊び方 †
マンカラには、100通り以上の遊び方がある他、独自のルールを考えて遊ぶおもしろさがあるが、基本的な流れは以下のようになる。
- ゲーム開始前に、各ポケットには、石を4つずつ入れておく。
- プレイヤーは、自分のターンが来たら、自エリアの任意のポケットから全ての石を取り出し、右隣のポケットから順に、反時計回りに各ポケットにつき1個ずつ石を入れていく。石をつかんだり、入れたりする時には、そのポケットポイントを「3 2 1 0」などと言うとよい。
- 石を各ポケットに1個ずつ入れることを「ソウウィング」といい、手に持った全ての石を入れ終わるまでの一連の動作を「ラップ」という。
- ソウウィングでは、ラップの通過点や終点として、自ストアや、敵エリアのポケットにも入れることができる。ただし、敵ストアには入れてはならないため、敵の1番のポケットに入れてもなお余りがある場合は、次の石は、自エリア6番に入れることになる。また、ストアから石を取り出してラップを行うことはできない。
- ラップの終点が自ストアに終わった場合、最後のソウウィングは自分の得点となり、更にもう一度ラップを行うことができる。これを「マルチラップ」と呼ぶ。
- ラップの終点が自エリア内に収まらない場合は、ストアを経由して相手のポケットに1個ずつ入れていく。その際、自ストアに入れた1個が、得点となる。ただし、前述のように敵ストアに入れてはならない。
- ラップの終点が自ストア以外の場所だった場合に、ターンチェンジとなる。
- この要領でターンを繰り返し、どちらかのエリアの全てのポケットから石がなくなった時点で、ゲームオーバーとなる。
よく用いられる特殊ルール †
- 国際的な標準ルールとされる「カラハルール」では、+ラップの終点が自エリア内で、なおかつそのポケットが空であれば、向かい側となる敵ポケットから、石を全て略奪し、終点に入れる予定だった1個と共に自分のストアに入れることができる。つまり、自エリア3ポイントがラップの終点で、なおかつ空であり、向かい側の敵エリア4番に5つの石が残っていたとする場合、一気に6ポイント獲得となる。
- 「カラハルール」では、ゲームオーバー後、石の残っていたプレイヤーは、その残りの石を、全て自ストアに入れ、両者のストア内の石の数が多かった方が勝ちとなる。このため、自ポケットを全て空にするタイミングを誤ると、敗北する可能性もあるため、注意が必要である。
- 自ストアを左とするルールも存在し、その場合に、自エリア1番にソーウィングしてもなお余りがある場合、通過点となる相手エリアに石を1個ずつ入れるルールもあり、この場合、終点が相手ストアとなった場合でも、ダブルラップとなるので、計画的に置かないと不利となる。
- ゲームの勝敗の根拠として、ストアに入れた石数にするか、自ポケットの石数が0になった時点にするのかでも分かれており、遊び方によって攻略法が異なる。
上記のように、マンカラには、様々なルールがあり、オリジナルで遊び方を自由に考える楽しさもある。
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