ジャンル | 説明 |
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電子ゲーム | 「サーカス」や「スペースインベーダー」など、アーケードゲームが急速に進化した1978年より、そのミニチュア版としてマイコンを使った電子ゲームトイが製造されるようになって以来、今に至るまで、様々な電子ゲームトイが製造され続けてきた。しかし、その多くが、画面に映る光や画像を見ながら楽しむものであり、視覚障碍者のプレイは極めて難しいと思われてきた。だが、画面の動きに合わせて音声や効果音により情報が提供される特徴を持つ製品であれば、プレイに参加できるものがある。特に、ブレイン系電子ゲームのジャンルには、音声情報が充実したものがあり、時代の壁を越えて視力を用いずに遊べるものが非常に多い。こうしたジャンルを中心に、40年あまりの電子ゲームトイの歴史の中から、アクセシビリティの観点で特に注目すべき製品を紹介する。 |
パーティゲーム(電子ゲームを含む) | ここでは、特に3人以上の複数でも遊べるゲームを中心に取り上げている。小さなお子様も一緒に参加しやすいゲームをお探しの方は参考にされたい。なお、この表では、他のジャンルで紹介したゲームも紹介する。 |
テーブルゲーム | いわゆる「オセロ」や「ブロックス」などの対戦型ゲームやボールアクションなどのボードゲームを中心に紹介する。どちらかといえば大人の雰囲気があり、静かな環境の中で楽しめるゲームがお好きな方にお勧めだが、「ふくろと金貨」のように、会話中心に盛り上がるものも含む。 |
カードゲーム(半電子ゲームを含む) | カードゲームについては、印刷された内容を点字や触覚で理解できる工夫さえすれば、視力を用いずに遊べる場合が多く、ここで紹介しているもの以外にも楽しめるものが多々あるものと思われるので、更なる情報提供をお待ちしている。ただし、カードの大きさやゲームセットの仕組みによっては、その限りではない場合もある。また、視覚障碍者がカードゲームを遊ぶ場合には、山札を崩してしまわないよう、カードトレイの代用となるもの(例えば、蓋付きの収納箱など)を準備されることを推奨する。 |
パズルゲーム(半電子ゲームを含む) | パズルゲームについては、立体パズルを中心に、視力を用いずに遊べる製品が多い。このため、ここに取り上げた製品以外にもまだ多数の製品が触覚のみで遊べると思われるので、更なる情報提供をお待ちしている。 |
知育系パズル | ゲームを楽しみながら、論理的思考力や問題解決能力などを養うことを目的とした知育玩具が昨今世界的にブームとなっている。このジャンルの多くは、あらかじめ記されたチャレンジ問題を元に盤面にセットした立体を動かす、複数の立体を組み合わせるなどしてミッションをクリアしていく立体ゲームとなっており、問題の内容を触覚で理解できる工夫をする必要が生じる。しかし、それさえクリアすれば、プレイそのものは視力に頼ることなく遊べるものが多いため、それらのジャンルからいくつかをまとめて紹介することにした。 |
木製ゲーム | 木製ゲームは、手に馴染みやすい他、ピースを置いた時の安定感が比較的よく、意図せず倒してしまっても修復しやすい特徴があり、目を使わずに遊びやすい。その観点から、既に紹介されたゲームの中から、全て木材により製造されたゲームを紹介する。 |