bit Generations Soundvoyager


ジャンルアクション
ハードGBAカートリッジ
メーカー任天堂
プレイ人数1人
発売時期2006年
対象年齢全年齢


概要

「コンピュータゲームの原点に帰る」をテーマに任天堂が2006年に、「ゲームボーイ・アドバンス」用に販売を開始した、bit Generationsと呼ばれる6種のゲームシリーズのうちの1つで、音をテーマにしたアクションゲームの詰め合わせとなっている。

左右から聴こえてくる様々な「音」に対して、「つかむ」、「避ける」、「向かう」、「撃つ」などのアクションを楽しめるゲームである。

ゲーム内サウンドには、すでに世界中で数多く発表されていた視覚障害者向けのPC用オーディオゲームの理念が用いられているほか、各種「サウンドアイコン」の実装により、ゲームセレクト画面(以下、「マップ画面」と称す)でのカーソル移動を耳だけを頼りに行えるなど、コンシューマゲームのアクセシビリティについて語る上で極めて重要な作品の一つであるといえる。

ゲーム中キー操作

  1. 左右キー(LRキー)、向きの移動・画面でのカーソル移動
  2. Aボタン - アクセル(押している間だけ速度を上げる)・ガンシュート・決定キー
  3. Bボタン - キャンセル(ゲーム中のポーズメニューでこれを押した後Aで決定すると、セレクト画面に戻る)
  4. セレクトボタン - ポーズメニュー

ゲームの構成

このゲームは大きく分けて、15個の「サウンドキャッチャー」と、6種・18ステージの「ミニゲーム」とで構成されている。

多くの場合、「サウンドキャッチャー」と、ミニゲームを交互に行い、ミニゲームを一つクリアするごとに「ステージクリア」となる。

また、このゲームには、後述するマップ画面に従って7つのルートが存在し、ミニゲームをステージ3までクリアするか、「サウンドキャッチャー・ホーミング」をクリアすることでゴール到達となる。

全てのルートでゴールに到達すると、完全クリアとなる。

ゲームは、全てアンロック方式で、サウンドアイコンを取得したミニゲームと、ミニゲームクリア後のサウンドキャッチャーから順に解放され、マップ画面にはサウンドアイコンが表示される。

位置の表し方

このゲームのカメラ視点は、自分の正面を中心として周囲の音との関係を表しているため、聴こえてくるサウンドは、錯覚により自分の左右の動きとは逆行するように聴こえる。

また、前後の位置関係は、数々のオーディオゲームと同様に、ターゲットよりも後ろにいる時は音程が高く、ターゲットよりも前にいる時は、音程が低くなる。

「サウンドピッカー3」のような高難易度のミニゲームでは、この音程のききわけがかなり重要な要素となる。

「サウンドキャッチャー」の遊び方

円形のフィールドの中央に立ち、左右キーかLRキーで、右向き・左向きに回転することで、前後左右から聴こえてくるフレーズブロックの正面に向きを合わせることによってキャッチし、曲を完成させていく。

キャッチ成功時には効果音が鳴り、キャッチしたフレーズはその後鳴り続けるので、キャッチを繰り返すごとに楽器のパートが増えていき、音楽の厚みが増す。

音楽的知識やリズム感を問われることはないので、とにかく音の聴こえる方向に回転することを繰り返すだけで、ゲームをクリアできる。

ただし、たとえキャッチに失敗しても、ゲームオーバーにはならず、何度でもトライすることができるので、焦る必要はない。

全てのフレーズブロックを取得すると、これまでと違う効果音が鳴って曲がフェイドアウトし、ミニゲームへと進むことができる。

なお、クリア後に分岐点がある場合には、左右から聴こえてくるサウンドアイコンのどちらか好きな方をキャッチする必要がある。

ミニゲームの遊び方

ミニゲームは6種類あり、サウンドキャッチャーを挟んで3つの難易度から構成されている。

難易度1では映像も表示されるが、難易度2では波形のみ、難易度3では何も表示されないため、完全に音だけを頼りに遊ばなければならない。

特に、「サウンドピッカー3」は、オーディオゲームで遊ぶことに慣れた人でも、苦戦することが予想される。

ミニゲームは、NG、もしくはタイムオーバーすると、ゲームオーバーとなってしまうが、Aボタンを押すことでやり直すことができる。

以下に、そのミニゲームの内容と、サウンドアイコンについて、難易度の易しい順に紹介する。

なお、ミニゲームのサウンドアイコンは、コミカルなシンセサイザー音に混じって、そのゲームの象徴となるサウンドが聴こえる構成である。

サウンドドライブ

5車線の道路を逆走するゲームである。

プレイヤーの動きは常に止まることはなく、Aボタンを押している間だけハイスピードとなる。

障害物が近づいたら左右ボタンで車線を変更する。

なお、ミニゲームでは、フィールド端の壁は、「ザーザー」という音で表現されている。

難易度ごとに、レベル1では車、レベル2では牛と羊、レベル3では侍を避ける。

このゲームのサウンドアイコンは、人の足音と、気合を入れるような掛け声である。

サウンドチェイス

「サウンドドライブ」の難易度上昇版で、逆走して逃走する犯人をつかまえるゲームである。

犯人を表す楽器音を追跡し、うまく衝突すればクリアとなる。

このゲームのサウンドアイコンは、車のクラクション。

なお、このゲームから制限時間が設けられており、タイムオーバーに近づくにつれて時計の音が早くなる。

サウンドクックー

広いフィールドを激しく逃げまわる鶏を制限時間内につかまえる。

鶏のいる方に照準を合わせ、アクセルで一気に接近する。

鶏に衝突すれば捕獲成功である。

難易度1では1羽、2では2羽、3では3羽つかまえる。

このゲームのサウンドアイコンは、雌鳥の声。

サウンドスラローム

左右に2本並んだポールの間を通り抜けるゲームである。

プレイヤーの動きは常に止まることはなく、ポールに近づくまでに照準を合わさなければならない。

もしもポールの外を通ってしまうとミスとなり、ペナルティーとして制限時間を奪われる。

Aボタンを押している間だけハイスピードとなる。

サウンドアイコンは、ポールを意味する「ポッピッポッピッ」という電子音。

サウンド的に、レトロな雰囲気を楽しめるゲームでもある。

サウンドキャノン

小刻みな動きをする的に向かい、ビーム砲で射撃するゲーム。

音に向かって照準を合わせ、Aボタンで撃つ。

難易度1では楽器音、難易度2では効果音、難易度3では暴れ狂う猛獣を撃つ。

このゲームのサウンドアイコンは、ビームの発射音。

サウンドピッカー

広いフィールド内に散らばった小さなパーツを全て拾い集め、音楽のフレーズを完成させるゲーム。

音のする方向に向きを調整し、アクセルボタンで接近。 サウンドパーツと重なると自動的に取得される。

難易度1ではオルガン音を4つ、難易度2ではコンピュータ音を8つ、難易度3ではコーンを8つ拾う。 特に、難易度3では、2小節に1度、ほんの一瞬だけしか聴こえない音を探すため、難易度が非常に高い。

このゲームのサウンドアイコンは、ピアノと電子オルガンが重なり合ったような音。

マップ画面

ゲーム選択に使う画面である。 画面は、樹形図となっているが、ゲームのルートが反映されているため、これを知っておくことにより、画面を操作する上での手掛かりとなるだろう。

ゲームを起動し、Aボタンを数回押したところで、左右交互にビープ音が聴こえる画面がそれである。 なお、このビープ音が鳴っている項目は「アジャストボリューム」で、左右ステレオの定位を調整する項目である。

これについては後述する。

マップ画面の構造

画面は、起点と終点付近を除いて、おおむね左右2列の幹線ルートと、そこから伸びる支線ルートが左右各3本ずつ存在し、ルートをクリアしていく。

幹線ルートには、サウンドキャッチャーとミニゲームのレベル1、支線ルートには、ミニゲームのレベル2以降が配置されている。

最初にゴールに到達すると、画面最下段の「アジャストボリューム」の左側に、「サウンドキャッチャーリミックス」という項目が現れる。

更に、全ルートクリアに成功すると、「アジャストボリューム」の下側と右側に、隠しコマンドが出現する。

サウンドキャッチャーも、ミニゲームも、難易度的には右ルートの方が高難易度となっているので、初めて遊ばれる方は、まずは左ルートから攻略されることをお勧めしたい。

なお、初期状態では、画面最下段の「アジャストボリューム」、その上の「サウンドキャッチャー、ボイジャー」のみが実行可能である。

マップ画面でのカーソルの動きは少々変則的であるが、前述したサウンドアイコンと、後述するルートの詳細を頼りに操作されたい。

左ルートの詳細

最初のサウンドキャッチャーである「サウンドキャッチャー、ボイジャー」クリア後にルートが左右に分岐する。

左の幹線ルートは、「サウンドドライブ1」、「サウンドキャッチャー、ザ・フロー」、「サウンドチェイス1」、「サウンドキャッチャー、セラドーン」、「サウンドクックー1」、「サウンドキャッチャー、ノムド」と続く。

このうち、「サウンドキャッチャー、ザ・フロー」をクリア後の分岐にて、最初の左支線ルートが現れ、「サウンドドライブ2」、「サウンドキャッチャー、オッド」、「サウンドドライブ3」へと続き、ゴールに至る。

「サウンドドライブ3」までクリア後、2番目のミニゲームである「サウンドチェイス」に挑戦したい場合は、「サウンドキャッチャー、ザ・フロー」を再度プレイした後、現れた分岐にて幹線側のサウンドアイコンを取得しなければならない。

この方法は、今後のゲームを進めていく上でも同様である。

「サウンドチェイス1」クリア後に解禁される「サウンドキャッチャー、セラドーン」をクリア後に現れる分岐で、2番目の支線ルートが現れ、「サウンドチェイス2」、「サウンドキャッチャー、ヴェスパー」、「サウンドチェイス3」へと続き、ゴールに至る。

「サウンドキャッチャー、セラドーン」をクリア後の分岐で、幹線ルートにある「サウンドクックー1」へ進んだ場合、それに続く「サウンドキャッチャー、ノムド」をクリア後の分岐で、3番目の左支線ルートが現れ、「サウンドクックー2」、「サウンドキャッチャー、オフィス・ラヴ」、「サウンドクックー3」へと続き、ゴールに至る。

なお、先ほどの「サウンドキャッチャー、ノムド」をクリア後の分岐で、水の音がするサウンドアイコンをキャッチすると、右ルートからの合流となり、「サウンドキャッチャー、ジャズレッスン」、「サウンドキャッチャー、ホーミング」と続き、幹線ルートのゴールに達する。

あくまでも筆者個人的見解だが、この二つのサウンドキャッチャーの内、「ジャズレッスン」には、難しい右ルート攻略のためのヒントが隠されていると思われるので、右ルートに進む前にクリアしておかれることをお勧めしたい。

右ルートの詳細

最初のサウンドキャッチャーである、「サウンドキャッチャー、ボイジャー」のクリア後にルートが左右に分岐する。

右ルートに進むと、「サウンドスラローム1」、「サウンドキャッチャー、デン・フェイス・ダブ」、「サウンドキャノン1」、「サウンドキャッチャー、エレクトリック・ランチ」、「サウンドピッカー1」、「サウンドキャッチャー、P&Kトリップ」へと続く。

この内、「サウンドキャッチャー、デン・フェイス・ダブ」をクリア後の分岐で、右支線ルートが現れ、「サウンドスラローム2」、「サウンドキャッチャー、クリスタル」、「サウンドスラローム3」へと続き、ゴールに至る。

「サウンドキャッチャー、デン・フェイス・ダブ」をクリア後の分岐で、幹線ルートの「サウンドキャノン1」を選んだ場合、それに続く「サウンドキャッチャー、エレクトリック・ランチ」をクリア後に現れる分岐で、2番目の支線ルートが現れ、「サウンドキャノン2」、「サウンドキャッチャー、クライミング」、「サウンドキャノン3」へと続き、ゴールに至る。

「サウンドキャッチャー、エレクトリックランチ」、クリア後の分岐で、幹線側の「サウンドピッカー1」を選んだ場合、それに続く「サウンドキャッチャー、P&Kトリップ」クリア後の分岐で3番目の支線が現れ、「サウンドピッカー2」、「サウンドキャッチャー、ジンジャー」、「サウンドピッカー3」へと続き、ゴールに至る。

なお、先ほどの「サウンドキャッチャー、P&Kトリップ」をクリア後の分岐で、水の音がするサウンドアイコンをキャッチすると、左ルートからの合流となり、「サウンドキャッチャー、ジャズレッスン」、「サウンドキャッチャー、ホーミング」と続き、幹線ルートのゴールに達する。

左ルートからのアクセスをまだ行っていない場合は、右ルートからのアクセスが可能である。


アジャストボリュームについて

ゲーム起動後、最初にマップ画面を表示した時のカーソル初期位置で、左右交互にビープ音が鳴っている項目がそれである。

ここでは、左右の音量バランス(以下「パン」と称す)を調整することができる。

左右の聴こえ方が異なる方の場合、これを調整することで、快適にゲームを楽しむことができる。

  1. メニューに入ると、中央からビープ音が聴こえるので、左右矢印キー(または、LRキー)で、ご自身にとって中央と思える位置にパンを調整する。
  2. そのままAボタンを押せば確定、上または下カーソルを1度押してからAボタンを押すと、デフォルトのパンに戻る。その後確定する場合は、再度上、または下カーソルキーを1回押してからAボタンを押す。

サウンドキャッチャー、リミックス

最初にルートをクリアした際に、「アジャストボリューム」の左に現れる項目である。

これは、一種の演奏モードで、これまでクリアしたサウンドキャッチャーで登場したフレーズブロックがランダムに現れるので、好みのブロックを組み合わせることで、オリジナルのリミックス演奏を楽しむことができる。

なお、重ねられるフレーズは3個までで、3個を超えると古いものから消える。

ゲームのリセット

中古で入手し、前のプレイヤーの実績が残っている場合などは、次の操作を行うことで実績のリセット(購入直後の状態にリセット)ができる。

  1. お使いのゲームボーイアドバンスを起動する。
  2. 起動音が鳴った直後に、ABボタンとLRボタンの4つを5秒ほど同時に長押しする。
  3. 左、A、左、Aの順でボタンを押すと、初回起動時の状態で起動する。

入手について

発売から既に15年近く経過しているため、販売店での入手は困難だが、今もネットショッピングでは買うことができるので、興味のある方は検索されたい。

ゲームボーイアドバンス(GBA)用ソフトは、GBAカートリッジ用スロットを装備した以下のハードであれば遊ぶことができるが、ゲームの性質上ヘッドホンは不可欠である。 このためSPで遊ぶ際にはヘッドホンアダプタの確保も必要となる。

  • ゲームボーイアドバンス
  • ゲームボーイアドバンスSP(ヘッドホンの装着には別売アダプタが必要)
  • ゲームボーイミクロ
  • ニンテンドーDS
  • ニンテンドーDS Lite

GBA系のハードでは、多少音割れやノイズが入るため、サウンド重視のこのソフトを遊ぶには、DSなど、GBA系列以降に発売されたハードがお勧めである。 これから購入をお考えの方は参考にされたい。

なお、以下のハードウェアには対応するスロットが搭載されていないため、プレイすることができない。 機種選定の際は注意されたい。

  • ニンテンドーDSi
  • ニンテンドーDSi LL
  • ニンテンドー3DS
  • ニンテンドー3DS LL
  • ニンテンドー2DS
  • ニンテンドー2DS LL

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Last-modified: 2020-10-26 (月) 15:37:25 (37d)