Super12


ジャンルブレインゲーム
ハード本体内蔵型電子ゲーム
メーカーRYO Games(英)
プレイ人数1人から6人


概要

Super12(スーパートゥエルブ)は、2005年ごろに、イギリスのRYO Games社が発売したブレイン系電子ゲームで、記憶力や反射神経を要する12種のミニゲームを内蔵している。うち6種は、聴覚のみを頼りに遊ぶことを目的としたサウンドゲームで、この部分は視覚障碍者でも遊ぶことができる。

サウンドゲームで使用される効果音は、マシーン音、乗り物音、動物、楽器音、人の出す音など、多ジャンルにおよび、その中からコンピュータによってランダムに選ばれる。

また、ゲームの途中経過を、簡単な英語による音声でガイドする機能を有するため、障害の有無や国籍を問わず、だれでも気軽に楽しめるゲームトイである。

本体形状と各部の使い方

  1. 本体は、葉っぱのような形をしており、表面の形状は線対称となっている。対称軸に当たる小さな横長ボタン群を境に、前後に4つずつおむすび型のプレイボタンがある。
  2. 本体の設置方法は、裏側の電池蓋のねじ穴が右方向に来るように置く。
  3. 対称軸になる小さなボタン群の中央に、やや大きめの丸いスタートボタンがあり、それを取り囲むようにスピーカーが設置されている。
  4. スタートボタンより左にある2つのボタンは、左から、難易度選択ボタン、プレイヤー人数選択ボタンである。
  5. スタートボタンより右にある2つのボタンは、右から、電源ボタン、キャンセルボタンである。なお、電源ボタンは、誤作動防止ロックがかかっているため、やや強い力で押すか、何度か連打しないと起動しない仕組みとなっている。電源オフの場合は、軽い力で一度押せばよい。
  6. プレイヤーボタンの配置は、軸を挟んで下段が、右から1、2、3、4、上段は、左から、5、6、7、8番の順となる。なお、2チームに分かれてのバトルの場合は、5番から8番ボタンも、1番から4番と同じ働きをし、各チームのプレイヤーは、本体を挟んで向かい合って坐ることになる。
  7. 電池蓋は、本体裏側の中央付近にある、大きな丸い形をした蓋である。これを開けるために、歯先の大きいプラスドライバーを使う。なお、使用する電池は、単3アルカリ乾電池が4本である。

ゲーム選択と設定

  1. 電源を入れる。
  2. 1から8のプレイボタンを押して、遊びたいゲームを選ぶ。ゲーム9以降は、1から4のプレイボタンを2度押すことで選択可能。
  3. プレイヤー人数が複数の場合には、スタートボタン左側の人数選択ボタンを押した後、プレイヤーボタン1から6で人数を入力する。入力を変更したい場合は、スタートボタン右側のキャンセルボタンを押し、再度人数選択ボタンを押す所からやり直す。
  4. ゲームの難易度を設定したい場合は、スタートボタンの2つ左の難易度ボタンを押し、プレイヤーボタン1から6で決定。1ボタンか2ボタンは難易度イージーで、4つの効果音で出題。3ボタンか4ボタンは、難易度ノーマルで、6つの効果音による出題。5ボタンか6ボタンは、難易度ハードで、8つの効果音による出題となる。
  5. 全ての設定を終えたら、スタートボタンでゲーム開始。

サウンドゲームの流れ

サウンドゲームの基本的な遊び方は、ゲーム12のサウンド神経衰弱以外は次のような流れを基本とする。

  1. ゲームをスタートすると、設定した難易度に応じた数の効果音が、1ボタンから順にランダムに割り当てられ、再生される。この再生順をよく記憶しておく。
  2. 全ての効果音の再生が終わると、今再生された効果音の内のどれかが再び再生されるので、プレイヤーは、その音が何番目に鳴った音だったかを思い出し、それに該当するプレイボタンを押す。
  3. 正解する毎に、次の出題では、今出題された問題の後に、更に別のボタンに割り当てられた効果音が一つ追加されたものが出題されるので、プレイヤーはその順序に従い、該当するプレイボタンを押していく。
  4. 不正解すると、単独プレイの場合はゲームオーバー、複数プレイの場合は、その人の敗北や減点となる。

サウンドゲームの紹介

(お断り)--筆者の手元に説明書がなく、正確なゲーム名を把握していないため、筆者独自に作ったタイトルで説明する。

  1. ゲーム3:サウンドメモリー -- 前述した基本的なサウンドゲーム。複数人数でのプレイの場合は、音声によってプレイヤーが指示される。
  2. ゲーム5:ハンドベルゲーム -- 2人から6人で遊べるゲーム。ハンドベルを演奏するのと同じように、各プレイヤーが自分の受け持ちのボタンを決め、問題に従って、自分の順番が来たら、そのボタンを押す。ミスした人から脱落し、最後に残った一人が優勝となる。
  3. ゲーム7:チーム対抗 記憶力バトル-- チーム1と2に分かれ、4つの効果音で記憶力勝負。同じ問題を両チームで順にプレイし、ミスしたチームが負けとなる。チーム1は1から4ボタン、チーム2は5から8ボタンを受け持ち、向かい合っての対戦となる。
  4. ゲーム8:チーム対抗タイムバトル -- ゲーム7のバリエーションで、決めた出題数の問題の正解数と所要時間で勝敗が決まる。出題数は、人数選択ボタンの後、任意のプレイボタンで設定。1ボタンが6問。ボタンの番号が増えるごとに、8問、10問と2問ずつ増える。
  5. ゲーム10:作って答えてチームバトル -- 4つの効果音を使った出題バトル。各ボタンに効果音が割り当てられたら、音声で指示されたチームのプレイヤーが、任意のボタンを押す。それに続けて、相手チームのプレイヤーは、最初のチームが押したボタンに続き、任意のボタンを一つ押す。 最初のチームに戻ったら、相手チームが今押した順番通りにボタンを押した後、更に任意のボタンを押す。 これを繰り返し、最後までミスせずに残ったチームが勝ちのゲーム。
  6. ゲーム12:サウンド神経衰弱 -- 1人から4人でプレイする神経衰弱で、サウンドの割り当てられた8つのプレイボタンの内、どれか2つを続けて押し、同じ音のペアーを作ると成功。複数プレイの場合、成功した人が次のターンもプレイを継続できる。最も多くペアを作った人が優勝である。

注意

  1. 発売から年月が経過している上、日本での販路が設けられなかったこともあり、入手には極めて困難を要するものと思われる。オンラインショッピングやネットオークションなどで見かけて興味がある場合、購入のチャンスを逃さぬよう注意されたい。
  2. ゲーム音量が大きく、ボリューム調整機能も設けられていないため、周囲に迷惑とならない場所でのプレイが望まれる。

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Last-modified: 2019-09-11 (水) 08:41:00 (1682d)