機神咆吼デモンベイン


ジャンル荒唐無稽スーパーロボットADV
対応機種PS2 Windows
発売日2004年7月1日(PS2) 2019年4月26日(Windows)
レーティング全年齢対象
備考フルボイス
公式サイトhttp://demonbane.com/
Windowsダウンロード版入手先DMM

  • 視覚補助情報
  1. 主人公を含めたフルボイス仕様
  2. カーソル移動音 あり
  3. Windowsダウンロード版の音声ブラウザからの購入・ダウンロードが可能
  4. Windows版 キーボード操作が可能
  • Windows版 マニュアルのスクリーンリーダー利用が可能(htmlファイルにより提供される)


概要

「機神咆吼デモンベイン」とは、NITRO+ブランドより2004年7月1日にPS2へ発売されたノベルタイプのテキストアドベンチャーゲームである。

スーパーロボットとクトゥルー神話を主題に取る作風を特徴とする。

画面に表示される内容を読みながら、時折表示される選択肢を選ぶことで分岐する物語を楽しむ。

2019年4月26日、Windows版が発売された。

本稿では主にWindows版について詳述する。

ストーリー

科学と共に魔術理論が進歩した世界。 魔導技術によって繁栄を極めた大都市アーカムシティは、恐るべき犯罪結社『ブラックロッジ』に脅かされていた。

稀代の大魔術師にして最凶最悪の魔人マスターテリオンを首領に掲げ、『ブラックロッジ』の信徒は己が欲望のおもむくまま破壊と混乱を振りまく。

街を圧倒的なパワーで蹂躙する破壊ロボ。邪悪な力を振るう強壮無双の魔術師たち。そして最も深淵なる魔術によって招喚される最強の魔導ロボット『鬼械神(デウス・マキナ)』。何者も『ブラックロッジ』に抗える戦力を持ち合わせていなかった。

アーカムシティの守護者・覇道財閥はそんな『ブラックロッジ』を打ち倒すため、一体のロボットを製造する。

――デモンベイン。

魔術理論の粋を結集させた、最強のロボット。しかし、デモンベインを起動するためには、力のある魔導書が必要だった。

しがない三流探偵の大十字九郎は、覇道財閥の総帥・覇道瑠璃から魔導書捜索を依頼される。過去のトラウマから魔術に関わる事を躊躇する九郎。しかし、提示された報酬額はそんな思いを吹き飛ばすほどに魅力的だった。

魔導書を探す九郎の前に、『ブラックロッジ』に追われる少女アルが現れる。なんと彼女は魔導書『アル・アジフ』の精霊だった。逃走劇に巻き込まれる九郎。そして逃げ延びた先、九郎とアルは街の地下に眠るデモンベインと出会うのだった。

ぶつかり合う魔術と魔術。鋼鉄と鋼鉄。デモンベインと『ブラックロッジ』との戦いが今、幕を切って落とされた。

(Windows版 マニュアルより引用)

初回起動

  1. Windowsダウンロード版にはアクティベーションのため、最新のソフト電池ランタイムのインストールを要する。 → ソフト電池ランタイムプログラムダウンロード
  2. dmmアカウントでのログインを要する。

ユーザーインターフェイスの基礎的挙動

  1. キーボードによる上下左右キーでのメニュー移動と同時にマウスカーソルが動くことで画面内のアイテムが選択される構造である。
  2. したがって、マウスカーソルの位置が未確定の場合、キー操作時に想定不能の位置にフォーカスが移動される可能性が生まれる。
  3. これを防ぐには、任意のタイミングでマウスカーソルを画面左上端などの、メニュー項目や選択肢が存在しない場所へと移動させてから操作を行うことで状況の解決される場合がある。
  4. PCトーカーの設定、アプリケーション拡張設定の、インターネットエクスプローラマウスを追従する、のチェックを外すことにより、ある程度安定した動作を確認。確認バージョン1.30

ショートカットキー一覧

AキーオートモードOn/Off切り替え
カーソルキー上下選択肢やメニュー項目間の移動
エンターキー文章送り/選択肢の決定/ムービー中、ムービースキップダイアログの表示
Sキークイックセーブの実行
Dキーセーブデータ編集画面の表示・非表示切り替え
Lキークイックセーブデータのロードを実行
Nキー既読スキップの実行/停止の切り替え
エスケープキーゲーム終了確認ダイアログの表示

タイトル画面

上下移動 循環あり

  1. START
  2. LOAD
  3. CONFIG
  4. EXTRA (最初は選択不可)
  5. EXIT

セーブ

以下の手順によりプレイデータのセーブが可能。(令和元年5月1日現在)

  1. マウスを画面左上端へ移動
  2. Dキーを押してセーブデータ確認ダイアログを表示
  3. 下 エンターで最も左上のセーブデータを選択
  4. マウスカーソルを画面左上端へ移動
  5. 下 エンターでセーブ
  6. 確認ダイアログが表示される。 左 左 エンター でセーブ実行
  7. 4秒後にエンター(ここは効果音なし)
  8. Dキーを押してゲームプレイへ戻る

ロード

以下の手順によりプレイデータのロードが可能。(令和元年5月1日現在)

タイトル画面からのロード

  1. 起動ランチャーから「ゲームプレイ」を実行
  2. タイトルメニューへ到達後はマウスカーソルを左上端へ移動
  3. 下 下 エンターでLOADを選択
  4. マウスカーソルを画面左上端へ移動
  5. 下 エンターで最も左上のセーブデータを選択
  6. マウスカーソルを画面左上端へ移動
  7. 下 エンター でロードを実行
  8. 確認ダイアログが表示される。左左 エンターで実行

ゲームプレイ中のロード

  1. マウスカーソルを画面左上端へ移動
  2. Dキーを押してセーブデータ確認ダイアログを表示
  3. 下 エンターで最も左上のセーブデータを選択
  4. マウスカーソルを画面左上端へ移動
  5. 下 下 エンターでロードを実行
  6. 確認ダイアログが表示される。 左 左 エンター でロード実行

クイックロードと選択肢

選択肢表示直後、クイックセーブが自動で行われる。

クイックセーブはL 下 エンターの操作によりロード可能であり、選択肢の選び直しに役立つ。

視力を用いないプレイに際し、有効と考えられる設定変更について

以下、画面目視を行わずにプレイをするに際しての設定変更について詳述する。

初期設定より次の変更を行うことで、視力への依存を少なく本編のプレイが可能となる場合がある。

  1. ムービーの中断 可能 (タイトル画面でプロローグムービーを間違って開いたとき、ムービースキップからデータロードやタイトル画面への復帰を行うことを可能とするため。*1)
  2. テキスト表示速度 最速
  3. 『自動テキスト送り』の待ち時間 最短
  4. 音声ボリューム  最大
  5. システム音のボリューム 最大

上記設定を変更したシステムデータのダウンロード

本システムデータは次の手順にてゲーム本編へ反映可能。

  1. ゲームプレイ前に表示される「機神咆吼デモンベイン 起動設定」画面を開く
  2. 当該画面の「セーブフォルダを開く 」ボタンを開く
  3. 表示されたフォルダ内へ上記システムデータを解凍してできたファイルを上書きコピー

総評

本作PS2版発売より15年を経過した2019年現在にあっても、主人公を含めフルボイスのテキストアドベンチャーは稀少である。

且つ工夫により視覚を用いず、考証や物語に充実ある作品となればなお遭遇に努力を要する。

その稀少な作品の一つがキーボード操作へ上記のように対応され発売されたことは、視覚障害由来の不便を一つ解決し、作品へ挑むことを可能とする変化である。

選択肢の数が少ない構造も含め、作品世界への興味を出発点として、一般的な意味からも本作は手に取りやすい作品である。


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*1 したがって、本データ利用時における初回プレイ時のムービー中のエンターキーには注意を要する

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Last-modified: 2019-05-01 (水) 15:46:00 (1820d)