Caladrius BLAZE †
アクセシビリティ情報簡易表記
概要 †Caladrius(カラドリウス)とは、株式会社MOSSよりリリースされた2D縦スクロールシューティングゲームである。 Xbox 360での発売を皮切りに、追加要素を加えたアーケード版、そのアッパーバージョンとなるPS3版の『Caladrius BLAZE』が発売された。 2D縦スクロールシューティングである本作のプレイは、下から上へ、即ち手前から奥へ自動で進む自機を前後左右に操作し、画面奥へ放つショットを敵へ着弾させての撃破によって先へ進む流れが基本となる。 画面手前から敵が現れる状況は希で、多くは奥、或いは左右から現れるため、画面手前側(下側)の位置鳥を基本に立ち回ることで安定したプレイへ近づく特性がある。 ストーリーモードのナレーション含め施されたフルボイス演出に加え、公式サイトから各キャラクターのプロローグシナリオをスクリーンリーダーで確認可能であること、幅広いゲーム難易度の実装で結果視力を一切用いず、試行錯誤をもってゲーム部分を楽しみ、クリア可能となったタイトルである。 ストーリー †古き穏やかな時代、それは一人の錬金術師によって終わりを告げる。 放浪の天才錬金術師パラケルススでもたらされた練金術による元素(エーテル)制御の技術。 それは世界を構成する元素を組み替え、制御し、様々な力を生み出す技術だった。 新たなる技術で鉱物を加工して機械を生み出し、医療、文化、産業が飛躍的に発展する事となる。豊かな暮らしを与える事となった。 それはパラケルススが錬金術を体系化させてから数百年後の今も変わらぬ恩恵であり永遠に続く幸福な時代と思われた。 錬金術による平和と技術が続くほど光は一層輝き、かつて錬金術によって巻き起こされた闇は光に隠れ人々の記憶から消えていき、ただ伝説だけが残った。 ・・・・パラケルススに連なる一族は辺境の村で生活し始祖より受け継がれた禁呪を守り続ける為に人目をさけて生きていた、だがそれに目をつけた者がいた。 サザラ共和国の中にあって比較的若い国である バラダン王国の国王グラハムである。 王は錬金術を生み出した一族に相応しい名誉と地位を求める一族の若者数名にそそのかし禁呪を持ち出させる事に成功する。 禁呪を手に入れた国王は約束通り一族の若者達に大量の金貨と地位を与えた。王たるもの約束は守らねばならない、故に地位を与えその数分後に幽閉した。 禁呪の存在を知るパラケルススの一族は 危険と判断し、里に残っている一族は残らず滅ぼした。 次に王は禁呪を用い新たなる軍を編成し、その為に必要な物を国民から徴収した。 その必要な物とは人の魂、人々は強制的に王都に連れられそこで魂を吸い上げられ兵器の一部とさせられた。 国の物は全て王の物である、よって国民の命をどうするかは王である自分が決められる。 狂気をまとった王に意見できるものなど皆無であった。 人々が兵器の生贄となっていくその様はまさに地獄と呼ぶに相応しい光景だった。 そして人々の魂を糧とした兵器は王国全土に配置され平和は一瞬にして恐怖に変わった。 しかし、このバラダン王国の異変に立ち向かう三人の姿があった。 任務で国外に出ていたバラタン王国の守護騎士団長アレックスは帰路に立ち寄った村で王国の変貌を知る。純粋過ぎる目に映るのは愛すべき自国の変わり果てた姿だった。 彼女は一人国を正さんと救国の志を胸に立ち上がる。 狂気の王に滅ぼされた一族には唯一の生き残りがいた。 一族の者に守られ生き延びたケイは、禁呪の消滅と一族を翻弄した始祖への恨みを果たすため一人王国へと乗り込む。 枢機卿からの連絡が途絶えた教会は一人のシスターを王都へ送る事を決定した。 女神リディアに愛されし少女マリア、彼女は神の教えに従い光を灯さんとバラダン王国を目指す。 それぞれの思いを胸に、彼らはパラケルススの残した“空を翔る銀の翼”で飛び立っていった。 狂気の王は自らの導いた惨劇を楽しむように静かな笑みを一人浮かべていた。 悠久に続くと思われた光の時代の終焉と無限に落ちる闇の始まりを夢想するように・・・ ※PS3版公式サイト内ストーリーページより引用 タイトル画面 †
タイトルメニュー (PS3版) †上下移動、循環あり、内容は以下の通り。
オプション †
オプション画面を罰ボタンで閉じる際、システムデータが自動的に保存される。 GAME SETTING †上下で移動、左右で値変更、端で突き当たる *4
各種環境設定は、変更後、罰ボタンで設定を確定する。 SOUND †上下で移動、左右で値調整、端で突き当たる *5
ストーリーモードの選択 (PS4版・PS3版共通) †ストーリーモードを開くとBGMが切り替わり、左右で移動するメニューとなる。本場面にはシステムボイスあり。 エボリューションモード初期設定 †エボリューションモードを開いた直後、下記の画面が表示される。画面下端の「START」がカーソル初期位置、左右で値変更、上下循環ありで内容は以下のとおり。
キャラクター選択 †上記ゲーム設定画面のPLAYER SIDEで1p sideを選択した状態で「START」を実行すると、画面が切り替わり、キャラクター選択画面へと移行する。これは、「キャラクターを選んでください」のシステムボイスで本画面の出現を確認可能。 カーソル初期位置はアレックスであり、表示上の並びは下表の通り。 上下左右での移動、端で突き当たるがカーソル移動音は継続される。
キャラクター選択を視力を用いず行う方法 †キャラクター選択画面の配置は独自のポジショニングが行われ、その配置に準じたカーソル移動が行われる。 そのため、以下はカーソル初期位置の「アレックス」を起点としてどのように移動し他のキャラクターへフォーカスが当たるかを説明したものである。 「キャラクターを選んでください」のシステムボイス後、下記操作で各キャラクターを選択可能。 ストーリー冒頭のプロローグテキスト †キャラクター選択後、ストーリーの冒頭を説明するテキストが表示されるが、より詳細な内容を公式サイトで閲覧可能。また、公式サイトではプレイヤーキャラクターに加え、各ステージボスのバックグラウンドストーリーが掲載されており、こちらもスクリーンリーダーにて閲覧可能。 これら登場人物のプロローグテキストを閲覧する方法は次の通り。
ゲーム中操作 †公式サイト内にある操作説明ページ (PS3版 Xbox 360版)がスクリーンリーダー対応となっており、記号読みをOnとすることで音声化が可能である。 ポーズメニュー †ゲーム中スタートボタンを押す事でゲームの進行を一時停止可能。 その際、次のメニューが表示される。上下循環あり、カーソル移動音あり。
オートセーブの行われるタイミング †ゲームクリア語、タイトルメニューへ戻った時点でオートセーブが完了している。 あるいは、タイトル画面でオプションを開き、設定を変更しオプション画面を閉じたタイミングでも設定が保存される。 総評 †当初、Xbox 360版公式サイトにおけるアップデート詳細ページやストーリーページのページ内文章が画像のみで構成されていたのであるが、後の同ページの更新時に代替えテキストがそれぞれの画像へ追加されたことでスクリーンリーダーでの利用が不自由ないものとなった。 PS3版公式サイトより得られる情報と合わせてゲーム本編含め視覚を用いないプレイが実現可能となっている点は特筆される。 難易度プラクティス、システムSE、フルボイスのストーリーモードとユニバーサルデザインなインターフェイスが多く実装された本作は視力を用いず初めてプレイする2D縦スクロールシューティングとして気軽に購入可能な作品と言える。 関連リンク †コメントフォーム †コメントはありません。 Comments/カラドリウス? 投票フォーム †*1 ダウンロード版、製品版共通 *2 Xbox 360版の場合、タイトルメニューへ移動する手前の段階で、システムデータをロードするストレージをローカルHDD、USBストレージ、クラウドのいずれかから選ぶ画面となる。 *3 初回プレイの場合はシステムデータ作成を行うフェイズが挿入される。 *4 効果音で確認可能 *5 効果音で確認可能 *6 BGMボリュームは、ボイスボリュームを最大値とした場合、台詞部分の容易な聴取を実現するため適度なボリュームへ設定することで快適な物語部分のプレイが可能。ストーリーモード選択直後のモードセレクトはシステムボイスが実装されているため、そちらでボイスボリュームが確認可能。 *7 SEボリュームは、ボイスボリュームを最大値とした場合、重層的に出力される効果音演出が勝る場合があるため、メニュー移動操作などで不便を感じない程度にしぼった音量で快適な物語部分のプレイが可能 *8 ダウンロードコンテンツで追加BGMを入手でゲーム中の音楽を変更可能となる *9 続きからプレイする際に役立つ |